ライト、ジョセフ
Joseph Wright of Derby (1734-1797)
イギリス ロマン主義

太陽の代わりにランプを置き、オーラリについての講義をする哲学者 A Philosopher giving that lecture on the Orrery, in which a lamp is put in place of the sun.
1766,
Oil on canvas, 147.3x203.2cm, Derby Museums&Art Gallery ダービー美術館
16世紀から17世紀にかけての、いわゆるガリレオ、ケプラー、デカルトなどに代表される化学革命は、18世紀の啓蒙主義の時代になって、化学崇拝ともいえる現象を巻き起こした。

その先駆はニュートンである。惑星の軌道と落体の法則を数学的に結び合わせたのである。人々がそれまで持っていた自然観に絶対的な影響を及ぼした。

この絵は、18世紀初頭に発明されたオーラリ(渾天儀こうてんぎ)は、天体モデルであるが、ニュートンの理論をそのまま絵画化したものである。

中央は哲学者(科学者という言葉は、19世紀になって初めて使われた)で、中流階級の素人相手に、天体の規則と神の諸法則を解説しているところである。

中央の哲学者はニュートンの肖像をもとにしている。

手前の少年の左手に地球と月、もう少し離れた左手に、土星が見える。
参考文献: 『名画への旅16』 講談社
ジョセフ・ライトに戻る

ホームページ | 西洋絵画 | 女流画家 | 聖書の物語 | ギリシャ神話  | 文学