ライト、ジョセフ
Joseph Wright of Derby (1734-1797)
イギリス ロマン主義

鍛冶屋の仕事場 A Blacksmith's Shop
1771
oil on canvas, 128.3x104cm, Yele Center of British Art, Poul Mellon Collection, New Haven, ニューヘブン、イェール大学ブリティッシュ・アート・センター
鍛冶場の場面は、ウルカヌスの仕事場として描かれたが、ここで新しいのは、熱く輝く鉄の塊が、光源として使われている。

右側にアーチがあって、天使の浮き彫りがある。もとは教会の建物だったと考えられている。

鉄鋼場 An Iron Forge
1772,
Oil on canvas, Private Collection
上の『鍛冶場の仕事』と違い、鉄を打っているのは、もはや人間ではなく、建物の外にある川の流れを利用した、撥ね槌である。

労働が、人間から、機械へと代わっている。

これこそ、産業革命を描いた、初期の作品である。

19世紀になると、工場群が描かれ、その弊害が描かれるようになるが、まだ、ここでは、機械が、人間の作業を大幅に軽減した様子、すなわち、機械文明への賛美が伺われる。

18世紀末になって、ブレイクが、盲目的な科学信仰を批判するが、ブレイクは、理解されずに、亡くなっている。
参考文献: 『名画への旅16』 講談社
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