ベラスケス、ディエゴ
Velazquez, Diego  (1599-1660)
スペイン  バロック  

ウルカヌスの鍛冶場 The Forge of Vulcan
1630
Oil on canvas 、87 3/4 x 114 1/8 in. (223 x 290 cm.)
Museo del Prado, Madrid 、No. 1171


カトリック絵画一辺倒のスペイン絵画に、ベラスケスは神話の主題も描いた。異教もまた宗教であることを伝えた。

ウルカヌスは火の神で、神々のための鍛冶場を持っている。妻ヴィーナスがマルスと不倫をしているところを目撃したアポロンは、鍛冶場にやって来て、ウルカヌスにそのことを伝えた。

ベラスケスの絵は、身体は細いがたくましい鍛冶職人の集団と、中性的で品のある輝くアポロンを描いた。

職人たちは、違う世界から来たアポロンを見て、驚いているが、特別、感銘を受けているふうではない。互いに尊敬しているふうでもなく、理解しているふうでもない。

ベラスケスの現実主義が出ているのである。その威厳も、その崇拝も、人間がすべてを決めるのである。

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