ラファエッロ、サンティ
Raphael,Santi (1483-1520)
イタリア  盛期ルネサンス  

ボルナーゼのミサ  The Mass at Bolsena
1512

フレスコ、底辺 約660cm

エリオドロの間

1263年、中部イタリアのボルセーナの聖堂で起った奇跡を描いている。

ボヘミア出身の若い司祭が、ミサを行っていた。すると聖体のパンから血がしたたり落ちてきた。この司祭は、教義の化体説にかねてから疑いを持っていたが、このことで、化体説の真理を確認した。

祭壇の左側が若い司祭である。聖餅を驚きながら見ている。向かい側は法王である。奇跡を見守っている。法王はユリウス二世の肖像になっている。

右側の階段には、スイスの法王擁護兵たちがいる。左側は奇跡に驚く女子供たちである。

ラファエロはこの絵で、ヴェネツィア派の豊な色彩効果を採用している。同じ年にラファエロはローマのファルネシーア荘に『ガラティア』を描いている。このとき同じ場所で仕事をしていたのが、ヴェネツィア出身のセパスティアーノ・デル・ビオンポであった。ファラエロは彼からヴェネツィア派の色彩描写を学んだものと思われている。

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