ハブリエル・メツー
Gabriel Metsu 1629-1667
オランダ  バロック

Man Writing a Letter
1662-65

Oil on canvas

National Gallery of Ireland, Dublin
この『Man Writing a Letter』 と 次の『Woman Reading a Letter』 はセットとして描かれた。メツーの最高傑作である。

ハンサムな若者が、手紙を描いている。1660年代の裕福な中流市民である。周りの美しい家具類は、安らぎの愛を象徴している。

若者の後ろに掛かっている風景画は、金メッキに輝く、バロック風のフレームである。

Woman Reading a Letter
1662-65

Oil on canvas

National Gallery of Ireland, Dublin
若者の手紙を、少女が注意深く、読んでいる。召使が辛抱強く、読み終わるのを待っている。

召使いが開けているカーテンの向こうには、波立つ海の風景画が飾られている。

愛は航海のごとく危険だ、という格言を示唆しているのかもしれない。

絵にカーテンがかけられているのは、そう珍しいことではない。オランダでは光や埃から絵を守るために、カーテンをし、中国や日本と同様に、特別の時だけ見るという習慣があるそうだ。

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