フリッポ・リッピ
バルバドーリ祭壇画
1437-38  217 x 244 cm   ルーヴル美術館
天使に囲まれた聖母マリアと聖人は、フラ・アンジェリコのそれと比べると面白い。

リッピはこの絵を描いたのは、マザッチョがフィレンツェのサンタ・マリア・デル・カルミネ聖堂ブランカッチ礼拝堂の壁画を仕上げた数年後のことである。マザッチョの影響は多大であった。

繊細な優雅さにおいて、フラ・アンジェリコの影響も無視できない。

リッピの聖母マリアや天使たちは丸みがあり、彫刻のように姿がしっかりしている。
丸々とした赤ん坊のキリストは、膝間づいている聖Frediano を偉そうに見下ろしているようでもある。

光にあふれた空間である。

大理石の壁が、彼らを我々の目の前に持ってくる。宝石のように輝くそれぞれの持ち物や姿が狭い場所にひしめいているのに、閉塞感が無いのはリッピのすごさでもある。

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