アート at ドリアン 絵画の主題 ギリシャ神話解説 | |
ヘロとレアンドロス | |
愛の女神アフロディテの女神官ヘロは、風の激しい島セストスに住んでいた。一方、ヘロの恋人であるレアンドロスは、ヘレスポントス(ダーダネルス海峡)をはさんだアビュドスという島に住んでいた。この島も、風が激しく吹く島であった。 女神官は結婚が許されていなかったので、二人の恋は、秘密であった。 レアンドロスは毎夜、ヘロに会うために、泳いで海峡を渡った。ヘロは毎晩、塔に灯をかかげ、レアンドロスは、その灯りを頼りに泳いだのであった。 ある晩、ヘロの掲げる灯りを風が消してしまった。レアンドロスは闇の中で、目標を失い、溺れて死んでしまった。 ヘロは絶望のあまり、塔から海に身を投げるのであった。
イギリスの詩人バイロン卿が、この話は作り話ではないことを証明するために、自ら、ヘレスポントス海峡を泳いで渡った。 |
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Domenico Feti (イタリア 1589-1625) | |
1622-23, panel, Art History Museum, Vienna | |
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ターナー | |
National Gallery at London | |
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Ferdinand Keller (ドイツ, 1842-1922) | |
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イーヴリン・デ・モーガン (イギリス, 1850-1919) | |
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